執念ドラゴンズ

ファン歴30年、中日ドラゴンズを執念深く応援しています。

石橋の成長と今後のプラン

先週1週間は石橋にとって非常に濃い時間になりましたね。
今季開幕直後に1軍昇格を果たすも、今や不動の存在となった正捕手木下の前にマスクを被る機会はほとんど無し。
しかし、その木下がまさかの新型コロナ陽性による緊急離脱となりチャンスが巡ってきました。
これまでスポットでスタメン出場をしたことはありますが、1軍でまとまった出場機会を得るのは今回が初めて。
スタメン初戦は試合勘の鈍りからか、イージーなキャッチミスや相手の偽盗に釣られての悪送球など、バタバタした様子がはっきりと見て取れたものの、その試合でヤクルトをゼロ封したことで精神的に楽になったのか、翌日以降のパフォーマンスは、木下の不在を感じさせない期待以上の出来だったと思います。
特に目立ったのが、内角ストレートの要求が多いことでしょうか。

 

打撃に関しては強いスイングが出来ており、長打やタイムリーも出て十分合格点と言えるでしょう。
典型的なプルヒッターでどちらかというと不器用なタイプ、しかしパンチ力と意外性は一軍の投手相手にも十分通用していた印象なので、近いうちに彼の特徴であるライナー性の打球をスタンドに叩き込む姿が見れるのではないかと期待しています。

 

さて、今後については木下が復帰すれば彼がスタメンの座に戻るのは間違い無いと思います。
ただ、折角石橋が色々な可能性を見せてくれただけに、ベンチで塩漬けにしておくのはドラゴンズの将来にとってもマイナスです。
そこで、今回の起用で相性が良かった投手の専属捕手として、出場機会を確保していくこと推したいと思います。
正捕手の木下も、シーズンを乗り切る体力面に不安を抱えていますので、週に1回木下の休養を兼ねて石橋にマスクを被らせて結果と育成を両立する戦い方をやっていくということです。
相方の候補は小笠原が良いかなと考えています。
その狙いは、小笠原が年下の石橋と組むことによって、次世代のローテの柱としての自覚を持たせることでバッテリーともに成長を促していくという点にあります。
現在の先発投手陣の年齢バランスを考えると、あと2~3年後には小笠原が左のエースとして大野雄大の後を継ぐくらいの存在になって欲しいという期待があり、そのためのミッションであると考えています。
結果+捕手とエースの育成を両取りとはなんとも贅沢かもしれませんが、石橋のパフォーマンスにはその可能性を大いに感じるものがありました。


今後、石橋がどのような起用方法となるのか首脳陣の判断に注目してみたいと思います。